柔らかくならない時に考えること~ボトルネックになっている筋肉~

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可動域を拡げるためにストレッチをしているのになかなか効果が実感できない。色々な原因が考えられますが、今回は”ボトルネックになっている筋肉”が原因かもしれない、という可能性を書きます。

関節をある方向に動かす際に作用する筋肉は一つではなく複数あります。当然その際に拮抗筋となり伸ばされる筋肉も複数あります。この複数の筋肉のうち特定の筋肉が可動域を拡げる妨げになっているかもしれないのです。股関節の外転を例に説明します。

 股関節の外転とその際伸ばされる筋肉

イラストのように股関節を外転しようとすると、反対の方向に作用する筋肉(内転に作用する筋肉:下図の薄筋から大腿方形筋まで)が伸ばされます。下図の矢印の長さがそれぞれの筋肉が伸びる限界を表すとすると、可動域は薄筋が伸びる限界までしか伸びません。この状態で、例えば大殿筋の下部をターゲットにしたストレッチをし続けても可動域は拡がりません。この状態であれば薄筋の矢印が長くなるように薄筋をターゲットにしたストレッチを行えば外転の可動域が拡がります。

僕自身も何度か可動域が拡がらない時期があり、teamLabBodyという人体解剖アプリケーションや、筋肉データ一覧(205個)という理学療法士の方のブログを主に参考にしてボトルネックの筋肉をみつけて改善に繋げました。また、「股関節 外転 筋肉」などのキーワードで検索すると、関係する筋肉を掲載したブログが多く出てきますのでそれも参考になります。

ストレッチをしても柔らかくならないときには特定の筋肉がボトルネックになっている可能性があるという話でした。

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