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馬場馬術の演技をする際に確認しておきたい隅角の回転、移行の正しい地点を書きます。
隅角の回転
隅角の回転は直径約6mの巻乗りの1/4と馬場馬術規定の409条に書かれています。隅角を適当に通過する人馬が多いですが、隅角の回転を上手く利用することができれば馬の体勢を整え通過後の演技項目の質を高めることができます。
また、入場し敬礼した後に中央線からC点で蹄跡に入る、長蹄跡上からE点で左へ回転する、その後B点で右に回転するなど、直角に回転する際も隅角と同様の回転の大きさとなります(下図はA1課目の2番です)。
移行の位置
移行の位置は基本的に指示された地点に選手の体が来た時に行います。例えば、経路用紙にX点で停止と書いてあれば選手の体がX点に来たときに停止します。
移行の位置は例外もあります。馬が斜線あるいは直角に地点に近づいて行う移行です。この場合は移行に際して馬体が真直ぐであるよう、馬の鼻先が地点のある蹄跡上に達した時点で移行を行います。これにはフライングチェンジも含まれます。
例えば、A2課目の項目にある駈歩区間でK点で斜線上に入りX点で速歩に移行しM点で常歩に移行する項目を考えてみましょう。M点での常歩への移行は馬の鼻先がM点に来た時に行うのが正しい移行になります。
細かい話ですが、デティールの積み重ねが大きな結果の違いを生みます。普段から意識を持って運動をすると良い結果に繋がると思います。
経路を回る時に意識することに関して書いています→リスクに挑むこと~経路を回るときの意識~
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