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課目の経路図を公開しています(大学馬術で行う課目中心です)。経路図のファイルの掲載とコメントを書いておきます。
第1課目です。2022年の課目の改定で新設されました。この課目で要求される運動は尋常運動です。
経路図は上記画像または次のファイルのリンクをクリック→第1課目(印刷する場合、プリンターの設定によっては用紙からはみ出て印刷されるのでプレビューで確かめてください)
※個人作製のものですので誤記についての責任は負えません。誤記がありましたらコメント頂けると幸いです。経路図の見方に関してはこちら
・コメント
トレーニングスケールの要素のうち特にリズム、サプルネスが重要視されます。速歩で歩幅を伸ばす際にテンポを速くしてしまいがちですが、サプルネスを損なうので注意です。扶助を効果的にするには、矛盾した扶助を出さない、ということが大事です。例えば、発進や歩幅を伸ばす際、馬の姿勢の変化に対して人がバランスを取るために手綱を引っ張ってしまうと、他の扶助と矛盾した扶助に馬が混乱し、扶助に対する反応が悪くなってしまいます。扶助に矛盾が出ないよう気をつけましょう。隅角は直径約6mの円の1/4と馬場馬術規定集にありますが、尋常運動ではそれより少し大きくても許容されるようです。速歩で左右に回転する際も、隅角通過と同様に考えてよいと思います。
経路を覚えているか確認したい方は→こちら
隅角の回転の大きさ、移行の正しい地点を確認したい方→隅角の回転、移行の正しい地点
経路を回る時に意識することに関して書いています→リスクに挑むこと~経路を回るときの意識~
馬術・乗馬技術に関して興味がある方→研究者だからみえる馬術の話